2022年(令和4年)9月より、環境や人権に配慮したパーム油を製品に使用していることを証明する RSPOラベル (※) の表示を開始しました。
パーム油は、インドネシアやマレーシアなどの熱帯地域で栽培されるアブラヤシの木の実から取れる油です。
酸化しにくく、加工しやすいことから「ポテトチップス」などの揚げ油や、喉ごしをよくするために、「フルグラ」の穀物に混ぜたり、幅広く使用しています。
しかしながら、世界での食用油の消費増加にともない、マレーシアやインドネシアにおけるアブラヤシ栽培の拡大が進み、アブラヤシ農園では、森林(熱帯雨林)を不法に伐採(ばっさい)したり、その伐採により野生動物たちの生息地を奪ったり、また子供たちを強制的に働かせたり、劣悪な環境下のもとで労働させパーム油を生産していることがあります。
そのような環境破壊や人権侵害等の社会問題が発生していることを、カルビーでも認識しています。
そのため、環境問題・人権問題など、カルビーの企業活動においても、避けることのできない問題だと考えています。
環境保全に関する様々な取り組みは、今後ますます求められる課題であり、持続可能なパーム油への取り組みを推進することで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
※RSPOラベル:
RSPO (持続可能なパーム油のための円卓会議) が定める既定の条件 (商品に使用されるパーム油由来の成分のうち95%以上を認証油とするなど) を満たした場合に、企業が使用可能となるロゴマークのこと